大波乱のマーケットを概観する(05/24)

バーナンキ議長の会見後、この2日で市場が大荒れしております。
為替、株価、債券についてそれぞれ概観しておきます。


まずはドル/円の相場。21時現在は101.4円。

22日:QE3縮小期待から103円74銭まで円安が進んだ。
23日:(長期金利1%上昇→今後の上昇懸念)+(中国指標の悪化)で株が急落→円安。
24日:株の下落と連動する形で主要16通貨に対して円が上昇。

※欧米の連休前ということもありポジション調整か。


次に日経平均株価。本日終値は14612円45銭。

23日に一度大きく下げた。
金利上昇懸念・円上昇懸念に、中国指標悪化のトリガーが乗りかかった形。
ダウ株が下がったことも合わせて売りを呼んだ。
連日の高騰の後、利益確定売りのための絶好の機会だったことが主因か。

24日では、乱降下後、反発。
・欧米株が底堅いドル円は101円台を維持 → 輸出関連株に買い。
・国内金利が落ち着きを取り戻す → 不動産株などに買い。


最後に10年物日本国債。前日から横ばいの0.835%。
日銀の追加緩和と株価下落を受けて23日にやや価格上昇(金利下落)。
その後、株価上昇に合わせて価格下落(金利上昇)。
金融緩和以外の要因で債券購入を促すのは難しいところか。


以上です。

全然関係ないけど、某大手銀行の新入社員がカフェで顧客の悪口を話していたのがちょっと残念だと思いました。男の人が悪質な営業テクニックで成績を上げたことを女性社員に自慢したり、色々ひどかった。録画してネットに上げたら炎上してたと思われ。

お金を扱う業務って信用がすべてだと思うのだけどなぁ。