03月04日のマーケット

2013年03月04日(月)のマーケット情報をまとめました。
海外要因を受けて2通りの動き。

1:イタリア政局不安+中国株下落⇒リスク回避⇒外貨安/円高
2:アメリカ統計回復+日銀人事で金融緩和期待⇒株高、債券高。

経済指標

【株式】続伸
TOPIX:992.25。前週末比7.92ポイント(0.8%)高。一時は1000ポイント台に。
日経平均株価:1万1652円29銭。前週末比45円91銭(0.4%)高。

【為替】全面高
USD/JPY:1ドル=93円40銭前後。前週末比1円上昇の状態。
EUR/JPY:1ユーロ=121円48銭近辺。122円手前で買いが入った。

【債券】8日続伸
先物価格:145円32銭。前週末比27銭高。
長期金利:0.60%。前週末比4.5bp下落。

変動要因

アメリカ】
・米国:製造業景況指数が上昇。
・市場:米国株を購入=株価は堅調。
 ⇒株式:幅広い業種、銘柄に買い=株価上昇。

【イタリア】
民主党:再選挙の可能性に言及。中道左派の多数派工作が鍵。
中道左派中道右派との連携に動かない考え。
・統計:失業率が統計開始以来で最高+製造業景気指数が悪化。
・市場:政局の不透明性+景気悪化を懸念⇒リスク回避。

【アジア】
・中国政府:不動産価格に規制強化。
・中国産業:サービス業活動の拡大ペースが鈍化。
・中国株式:上海総合指数が3%以上急落。
 ⇒株式:リスク回避=伸び悩み。
 ⇒為替:リスク回避=円買い優勢=外貨安/円高方向へ。

【日銀人事】
・黒田氏:所信聴取、質疑にてデフレ脱却の姿勢。より長期の国債購入に言及。
・市場:金融緩和期待=含み資産の価値上昇に期待。
 ⇒株式:不動産、金融に買い=株価上昇。
 ⇒為替:円売りは限定的=やや外貨高/円安に値を戻す。
 ⇒債券:超長期を中心に全般的な買い=価格上昇=利回り低下。

※金融緩和に対する要人の発言に対して、市場の反応は鈍り始めている=上値は重い。

大証でシステム障害。先物・オプションが一時停止⇒市場:現物株の購入にも手控え姿勢⇒株価の上値が抑えられる。

つぶやき

債券マジぱねぇっす。