03月05日のマーケット

2013年03月05日(火)のマーケット情報をまとめました。

日銀人事候補の所信聴取が終了+米追加緩和期待+EU景気悪化⇒円高。債券利回り低下に警戒⇒債券安。利食い売り+出遅れ買い⇒株価は上下。

経済指標

【株式】
TOPIX:988.62。前日比3.63ポイント(0.4%)安。4日ぶり反落。
日経平均株価:1万1683円45銭。31円16銭(0.3%)高。4日続伸。

【為替】円高
USD/JPY:1ドル=93円52銭前後。一時92円92銭まで円高
EUR/JPY:1ユーロ=121円14銭。朝方の121円87銭から円高

【債券】反落
先物価格:144円98銭。前日比34銭安。
長期金利:0.645%。前日比4bp高。一時は10年ぶりの0.6%割れ。

変動要因

【日銀人事】
・政府:候補の所信聴取が終了。金融緩和を強調。
・市場:トレンドの材料は出尽くしたと判断。
 ⇒株式:不動産や金融など、低金利恩恵業種は利食い売り=株価下落。
 ⇒株式:政策期待は維持=出遅れ銘柄は買い=株価上昇。
 ⇒債券:緩和期待⇒債券購入=価格上昇=利回り低下。
 ⇒債券:長期金利0.6%割り込みに警戒⇒売りが優勢⇒価格下落=利回り上昇。

【米国金融】
FRB副議長:債券購入を進めるべきと講演。
・市場:米金融緩和が継続されると判断。
 ⇒株式:資源関連株に買い=株価上昇。

【EU経済】
・イタリア:再選挙の可能性=しばらくの間、政局不安が続く。
・EU指標:ユーロ域内GDPはマイナス成長になる見通し。
 ⇒為替:ユーロ売り=ユーロ安/円高

<為替のトレンドについて>
日銀総裁人事:材料出尽くし。円の独自材料での変動は期待できない。
・イタリア政局:不透明感=ユーロ売りを促進。政党間の連携があれば反発材料。
・EU経済統計:悪い。ユーロ売りを促進。
・米国金融政策:緩和継続=ドル売り。強制歳出削減=ドル買い。交渉に注目。
・米国経済統計:良い。米株高⇒日本株高⇒円安の材料だが欧州の影響が大きい。

つぶやき

梅が咲いていたよ。