03月08日のマーケット
2013年03月08日(金)のマーケット情報をまとめました。
米国統計+ECB発言⇒世界経済の改善を期待⇒リスクオン⇒円安+株高。
日銀新人事の追加緩和姿勢は変化なし⇒債券高=利回り低下。
経済指標
【株式】続伸
TOPIX:1020.50。前日比16.15ポイント(1.6%)高。
日経平均株価:1万2283円62銭。315円54銭(2.6%)高。リーマン破綻前夜の水準に。
【為替】円安
USD/JPY:1ドル=95円前半へ下落。約3年半ぶりの安値。
EUR/JPY:1ユーロ=124円99銭。2月25日以来の円安値を更新。
変動要因
【米経済】
・米国:新規失業保険申請件数は減少=雇用数は増加=実態経済の改善。
・米株:ダウ工業株30種平均が3日続けて過去最高値を更新。
・市場:経済改善⇒FRBの金融緩和(債券買い/ドル売り)が弱まると期待⇒債券需要が減る⇒債券価格減少+金利上昇を予想⇒リスクオン。
⇒株式:輸出関連株に買い=株価上昇。
⇒為替:ドル売りが減少=ドル買い=ドル高/円安。
【EU】
・ドラギECB総裁:世界経済の回復でEUにも改善影響と発言。
・市場:欧米景気の先行き改善期待=リスク回避からシフト。
⇒為替:ユーロ買い=ユーロ高/円安
⇒株式:輸出関連株に買い=株価上昇。
【債券入札】
・日銀:新人事の下での追加緩和(債券買い/円売り)姿勢は変化なし。
・市場:債券需要の増加予想は変化なし⇒30年債入札は順調+先物買い戻し。
⇒債券:買いが入る⇒債券価格上昇=利回り低下。
【為替トレンド】
<今週の海外>
・米国経済回復=金融緩和の減少
・EU景気回復(期待)+政治リスク後退(期待)
<来週の国内>
・日銀人事、参院での所信聴取。
・政府、TPP交渉参加を正式表明か。
⇒さらに円安方向に動くか?
⇒反対材料(リスク)に対して過敏に円高へ動くかも?