03月18日のマーケット

2013年03月18日(月)のマーケット情報をまとめました。キプロス財政支援の条件「預金課税」⇒取り付け騒ぎ⇒市場は欧州不安を懸念⇒リスク回避で株安+円高+債券高。

経済指標

【株式】大幅反落
TOPIX:1028.34。前週末比23.31ポイント(2.2%)安。
日経平均株価:1万2220円63銭。同340円32銭(2.7%)安。

【為替】全面高
USD/JPY:1ドル=94円半ば。前週末は95円前半。
EUR/JPY:1ユーロ=122円台。前週末は124円半ば。

【債券】続伸。
先物価格:145円45銭。前週末比26銭高。
長期金利:0.585%。前週末比3.5bp低下。10年ぶり低水準。

変動要因

キプロスショック】
・EU:キプロス救済計画の条件「銀行預金への課税」に合意。
キプロス大統領:条件の受け入れを演説+国民の課税への理解を要求。
キプロス市民:預金の引き出し⇒取り付け騒ぎ
・市場:欧州債務不安を懸念。
 ⇒為替:ユーロ売り=ユーロ高/円安。
 ⇒株式:輸出関連株、素材関連株に売り=株安。
 ⇒債券:リスク回避の円建て債券買い=国債価格上昇=利回り低下。

※ドルも大多数の通貨に対して上昇したが、対円では売りが先行。

キプロス支援策について、政府「預金に一律課税」⇒市民「預金を引き出す」⇒銀行「取り付け騒ぎで機能停止」…これが他の債務国でも採択されると仮定すると、EUの金融システムが瓦解する。実際には回避の流れになるだろうが、この条件が提示・同意されたこと自体がEU圏の信頼にマイナス。債務不履行(デフォルト)と金融市場の混乱を共に回避する方法でなければならない。

【トレンド】
・株式:これまでの株高=景気回復基調+日銀の金融緩和期待を先取り⇒高値警戒感。
・為替:金融緩和による円の先安感⇒ドル円底堅い⇒対ユーロでも円高は限定的か。
・債券:リスク回避⇒債券買いが続くか。高値警戒だけでは売り材料として弱い。

つぶやき

先週は殆ど更新できなかったので挽回していきます。タイトル問題どうしましょう。