03月26日のマーケット

2013年03月26日(火)のマーケット情報をまとめました。
午前にキプロスリスクの再浮上⇒円高+株安⇒要人の発言撤回で戻す。
日銀の緩和期待⇒円安+株高+債券高⇒午前の下げに届かず、円高+株安は維持。

経済指標

【株式】反落
TOPIX:1044.42。前日比2.87ポイント(0.3%)安。
日経平均株価:1万2471円62銭。同74円84銭(0.6%)安。

【為替】円高
USD/JPY:1ドル=94円18銭前後。前日の94円80銭近辺より円高
EUR/JPY:1ユーロ=121円28銭。前日の123円60銭付近より円高

【債券】続伸
先物価格:145円79銭。前日比12銭高。過去最高値を更新。
長期金利:0.535%−0.54%で推移。1.5ー2bp低下。約10年ぶり低水準。

変動要因

キプロス
ダイセルブルーム議長:今回の再編計画(預金者負担)を他地域に応用すべきと発言。
・市場:他EU地域への影響を懸念。リスク回避。
 ⇒為替:ユーロ売り=ユーロ安/円高
 ⇒株式:輸出関連株、資源関連株に売り=株安。利食い売りの側面も。

※同議長は後に発言を撤回⇒為替、株式は午後に買い戻しが入る。

【金融政策】
・日銀:衆院財務金融委員会で黒田総裁が改めて姿勢を表明。
・市場:追加緩和期待(=債券買い+円売り)(=経済成長への期待)を維持。
 ⇒為替:円売り=円安/外貨高。
 ⇒株式:海外景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ業種に買い=株高。
 ⇒債券:長期債を中心に買い=債券高=利回り低下。超長期は売り。

つぶやき

いやー、やっぱおかしい。だってメディアで今一番盛り上がっているのは「一票の格差」であってキプロスではないわけじゃないですか。マーケットには反映されていないけれども。社会の問題を経済学で分析する、っていうのが私の主題であって、金融市場はその1つのツールに過ぎないわけですよ。と言うくらいには、経済日記の存在自体に疑問を抱き始めている。